建蔽率50%・容積率80%(敷地面積≒100u)の厳しい条件の狭小地。スキップフロアや半地下などで面積を稼ぎ、希望の29坪近い床面積をクリアしました。
敷地は隣家がぎりぎりまで迫る開発宅地。前後の畑には将来家が建つ可能性もあります。そんな条件の中、施主がこだわったのが「カーテンを閉めなくても暮らせる家」。外からの視線を遮りながら開放感を得るために、ルーバーで囲まれたデッキと吹き抜けの中庭を設けました。
玄関を入るとまず目に入るのは中庭の緑。住人は勿論、お客様を優しく迎えてくれます。1階は中庭を囲むようにライブラリー(図書コーナー)・寝室・洗面・浴室・半地下が配されています。また、外部から使う倉庫も玄関脇に配し、スポーツ用品や清掃具などを収納するのに大活躍です。そして階段を上がるとデッキとひと続きの広々としたLDKへ。
インテリアは奥様が主導でしたが、技術畑のご主人は計画全体の肝心なところを抑えてくれました。ガスによる発電や床暖房システムなども取り入れ、快適に暮らせるアイデアがたくさんつまっています。 |